平成最後の年に思う

昨年、平成30年は、還暦を祝う会もありいろいろと忙しい「60歳の年」でした。

 

年が明けて平成31年。今年は年号が新しくなることもありまた新たな始まりの年になりそうです。

 

ただ、やはり還暦を過ぎると、周りで訃報が聞かれるようになり、「そういう年齢になったんだなぁ」とつくづく思います。

 

そんな時なので是非ご紹介したい詩があります。

 

あの時会う約束したのに、なんやかんやで会えなかった...。

 

対して忙しくもなかったのに、会うのを断った...。

 

そんな時に限って悲しい知らせが届いたりします。

 

会いたい時が会うべき時。会える時が会うべき時だと思います。

 

 

 「最後だとわかっていたなら」 ノーマ・コーネット・マレック著

 

あなたが眠りにつくのを見るのが 最後だとわかっていたら

わたしは もっとちゃんとカバーをかけて 神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

 

あなたがドアを出て行くのを見るのが 最後だとわかっていたら

わたしは あなたを抱きしめて キスをしてそしてまたもう一度呼び寄せて抱きしめただろう

 

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが 最後だとわかっていたら

わたしは その一部始終をビデオにとって 毎日繰り返し見ただろう

 

あなたは言わなくても 分かってくれていたかもしれないけれど

最後だとわかっていたら 一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と

わたしは 伝えただろう

 

たしかにいつも明日はやってくる でももしそれがわたしの勘違いで

今日で全てが終わるのだとしたら、わたしは 今日 どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

 

そして わたしたちは 忘れないようにしたい

 

若い人にも 年老いた人にも 明日は誰にも約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめられるのは 今日が最後になるかもしれないことを

 

明日が来るのを待っているなら 今日でもいいはず

もし明日が来ないとしたら あなたは今日を後悔するだろうから

 

微笑みや 抱擁や キスをするための ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと

忙しさを理由に その人の最後の願いとなってしまったことを

どうして してあげられなかったのかと

 

だから 今日 あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう

そして その人を愛していること いつでも いつまでも 大切な存在だということを

そっと伝えよう

 

「ごめんね」や「許してね」や 「ありがとう」や「気にしないで」を伝える時を持とう 

そうすれば もし明日が来ないとしても あなたは今日を後悔しないだろうから